大震災から一ヶ月。長いような短いような時間。あんなに騒いでいたこちらのメディアも落ち着きを取り戻し、淡々と原発の様子を伝えています。(でもっやっぱり原発の話ばかりですけど。)私自身も2週間を過ぎたあたりから、ようやく地に足がつかない感じから脱してほぼ平常心に戻れました。ただ、この大震災の前と後では確実に違う自分がいると感じているのは私だけではないと思います。地震で動いてしまった日本列島のように、自分の価値観、人生観もズズッとずれたような感覚があるのです。上手く説明できませんけど。
日本人以外の友人や仕事仲間に、会うたびに「どう?大丈夫?家族は元気?」と訊かれることも減りました。心配してくれる気持ちは本当に有り難いけれど、少々辟易していました。きっと、被災者のひとたちもあまりにあちらからこちらから「がんばって、がんばって!」と言われてげっそりしているんじゃないかなと、そんなこと思ったりしています。だからといって、じゃあなんて声かければいいのかとなると簡単ではありませんね。。。励ます言葉だけでは何の役にも立たないくらいの恐ろしいことが起こってしまったんですから。そしてみんな、何が自分にできるか考えて、それぞれの分野でその答えを実行に移しているんですものね。
ここウィーンではやはりチャリティーコンサートという形の支援が目立つように思います。フォルクスオーパーやウィーン少年合唱団といった大きな団体の大きなものから、室内楽や歌などの比較的小規模なものまで。私もウィーン日本人会主催のコンサートに出演します。在住の日本人音楽家&音楽学生たちが中心になって立ち上げた企画で、王宮の大ホールでの比較的大きなものになりそうです。ソリストの方々はウィーン国立オペラ座やフォルクスオーパーで活躍されている人たち。賛否両論いろいろ意見の分かれるチケット料金の設定ではあるけれど、それを高いと感じるか感じないかは、コンサートとは無関係にそれだけの募金をするかしないかという観点で判断すればいいことだと思っています。チケットの売上金は100%義援金になるように運営しているとのことですから。
沢山人が集まって沢山義援金が集まるといいな。。。
BENEFIZKONZERT
Zugunsten der
ERDBEBENOPFER in Japan
Sonntag,17.April 2011
Beginn 19:00 Uhr
Kartenpreis 25,-Euro
Hofburg Redouten-Saal
(3Min. von U3 Station Herrengasse )
†Programm†
Furusato no Shiki (Jahreszeiten der Heimat)
Haru no Umi (Meer im Frühling) Sakura-Sakura (Kirschblüten)
W.A.Mozart Ave Verum Corpus, K618
B.Smetana Die Moldau
Musikalische Leitung
Syouemon Izumi
Ayako Tomiyoshi-Matuschka
Makiko Habu
Yasunori Okumura
Solisten
KS Sona Ghazarian(Sopran)
Akiko Nakajima(Sopran)
Kikuko Teshima(Sopran)
Eijiro Kai(Bariton)
Hiroyuki Ijichi(Bariton)
Yasushi Hirano(Bass)
Masami Morimoto(Koto)
Am Klavier
Kyoko Yoshizawa
Maria Bachmann
Sayuri Hirano
Masaaki Saito
Austria "Pray for Japan" Orchester und Chor
Veranstalter Japanische Gesellschaft in Österreich
Mit freundlicher Unterstützung der Japanischen Botschaft
JETRO Wien, Makita Werkzueg, AMADA AustriaG.m.b.H
BSO-WIEN Office
Tel.: 0699 1210 3511 office@bso-wien.com
Dieses Konzert findet zur Unterstützung der Katastrophenopfer statt.
Wir hoffen auf Ihr zahlreiches Erscheinen