美術館の警備員
先日のベルヴェデーレでは普段に比べて警備員が増員されていて件(くだん)のクリムト部屋に至っては絵のそばに一人、それぞれ他の部屋に通ずるドアに一人ずつ計三人、そのほか巡回している数人・・・・。調停裁判の判決が下りた直後にこころないひとりの市民が脅迫メールを裁判の勝者である絵の相続者の弁護士に送りつけたことで数日間絵が撤去されてたという経緯があったので厳重な警戒をしていたのでしょう。それにしてもウィーンの美術館でこんな物々しい警備なんて、ほんと似合わない。およそ、場違いな感じで妙なちぐはぐ感がありました。
2時間半ぐらいの間に何度となくその部屋をうろうろし、しばらく眺めたらまた居なくなりまた戻ってきてうろうろし・・・と繰り返していた私はすっかりマークされちゃったようでふと気が付くとみんな鋭い目つきでじ~っと見ている。なんだか悪いことしているような気がしてきちゃって・・・。ならば・・・といたずら心からなんとか部屋の写真を撮ってやろうとすべての警備員の目が私から離れるのを狙って手に持っていたジャケットで隠したカメラですばやくシャッターを押す。かなりの早業だったのだけど・・・巡回していた警備員とバチバチっと目が思いっきり合っちゃって、ここはもうニコニコっと笑ってごまかすしかないと観念したわたしはとびっきりの笑顔!
彼は立てた人差し指を左右に振り、「チッチッチッ・・・」と舌打ち。「こらこらぁ・・・」と目配せしながらこっちに向かってくる。あらら、お小言言われちゃうかしら・・・・と、ばつの悪い苦笑い浮かべながら肩をすくめていたら、彼はすれ違いざまに「ジェームス・ボンド・・・」とひと言つぶやき去っていきました。(^_^;)
実はこの試みの直前、別の階の写真をばっちり撮ってくることができた。
もちろんクリムトの部屋以外は警備は普通。
一人で複数の部屋を担当してうろうろ見回っているだけ。
それでもじっくり撮影なんかできない。
そこで・・・わざと撮ろうとしているところをおじさんに見つかるようにしておしゃべりモードに持ち込んだ。観光客に慣れているおじさんは私がドイツ語を(オーストリア語かな!?)しゃべるのが珍しくて嬉しかったようで(しめしめ・・・)楽しくおしゃべりを始めた。「いや~写真、ダメなんだよぉ。悪いね~。僕もそう指示されているからね・・・仕事だからさぁ・・。」と誤ってくれた上に最後にグッと近寄り小声でひとこと。
「僕が見てないときに撮っていいからね。(^_-)-☆」 作戦成功!
ヽ(^o^)丿これだからオーストリア好きよぉ!このいい加減なところ。
人間的でしょぉ・・・!?
2時間半ぐらいの間に何度となくその部屋をうろうろし、しばらく眺めたらまた居なくなりまた戻ってきてうろうろし・・・と繰り返していた私はすっかりマークされちゃったようでふと気が付くとみんな鋭い目つきでじ~っと見ている。なんだか悪いことしているような気がしてきちゃって・・・。ならば・・・といたずら心からなんとか部屋の写真を撮ってやろうとすべての警備員の目が私から離れるのを狙って手に持っていたジャケットで隠したカメラですばやくシャッターを押す。かなりの早業だったのだけど・・・巡回していた警備員とバチバチっと目が思いっきり合っちゃって、ここはもうニコニコっと笑ってごまかすしかないと観念したわたしはとびっきりの笑顔!
彼は立てた人差し指を左右に振り、「チッチッチッ・・・」と舌打ち。「こらこらぁ・・・」と目配せしながらこっちに向かってくる。あらら、お小言言われちゃうかしら・・・・と、ばつの悪い苦笑い浮かべながら肩をすくめていたら、彼はすれ違いざまに「ジェームス・ボンド・・・」とひと言つぶやき去っていきました。(^_^;)
実はこの試みの直前、別の階の写真をばっちり撮ってくることができた。
もちろんクリムトの部屋以外は警備は普通。
一人で複数の部屋を担当してうろうろ見回っているだけ。
それでもじっくり撮影なんかできない。
そこで・・・わざと撮ろうとしているところをおじさんに見つかるようにしておしゃべりモードに持ち込んだ。観光客に慣れているおじさんは私がドイツ語を(オーストリア語かな!?)しゃべるのが珍しくて嬉しかったようで(しめしめ・・・)楽しくおしゃべりを始めた。「いや~写真、ダメなんだよぉ。悪いね~。僕もそう指示されているからね・・・仕事だからさぁ・・。」と誤ってくれた上に最後にグッと近寄り小声でひとこと。
「僕が見てないときに撮っていいからね。(^_-)-☆」 作戦成功!
ヽ(^o^)丿これだからオーストリア好きよぉ!このいい加減なところ。
人間的でしょぉ・・・!?
by kyoyoshi215
| 2006-02-05 09:58
| 街・人・風景(ヨーロッパ)