ハイドンホイリゲ (Stadtheuriger "zum Haydn")
ウィーン6区・マリアヒルフにオーストリアの作曲家ヨゼフ・ハイドンが1809年に亡くなるまでの16年間を過ごした住居があります。当時は”Kleine Steingasse”という名前だったこの通りは1862年に”Haydngasse”と改名されて今に至ります。その並びにひっそりとあるのが”Stadtheuriger zum Haydn”日本から訪問中の友人、kuri-m&kuritch親子と共に一昨日行ってまいりました!
たびたび登場しているヴァイオリニストのクリストフが民族音楽(Volksmusik)を演奏するというのでワイン飲みがてら聴きましょってことになったわけ。私自身ここにこんなホイリゲがあるなんて全く知らず(ありがちな”灯台下暗し”です)あまりに唐突に現れたこの空間にびっくりしました!地元の人しかいない!? 演奏している彼らはほとんどウィーン音大の学生有志。それぞれの楽器で普段は、モーツァルト、ベートーヴェン・・・と取り組んでいる彼らですがいわゆる口伝えで綿々と受け継がれている民族音楽もしっかり身に着けていてこういった場面ですぐに演奏できるのです。(もちろんオーストリア人すべてがそうではありませんが、育った環境によるのだと思います。)ヴァイオリン、クラリネット、チェロ、チューバ、ギター、アコーデオン、トロンボーン、フルート・・・・結構な編成ですよね、こう並べると!弾きながら歌を歌い、しまいには踊りだす!夜も更けて興が乗ってきたころ、一角のテーブルを片付け即席ダンスフロアを作りほぼ全員のお客さん参加で群舞!!!われわれも同じアホならなんとやら・・・で踊りまくり!よい具合にワインが回ってほろ酔い気分。
知らない者同士同じテーブルを囲み仲良くなっておしゃべりに花が咲く。音楽とお酒ってそういう効果があるのね。みんな陽気に楽しく今を生きてる!って感じ。憂いごとはどこかに置いてきてとにかく今は楽しく愉快に過ごそうじゃないか。。。ウィーンだよなぁ・・・。
by kyoyoshi215
| 2006-03-13 23:12
| 街・人・風景(ヨーロッパ)