録音は録音でも・・・
外国人として異国の地に住んでいると時々自分の専門とは全く関係のないアルバイトが飛び込んできたりする。特にこれだけ長いこと住んでいるといろんな分野の友人や知り合いが増えるのでチャンスも多い。語学を生かして通訳や翻訳の仕事だったり、写真などのモデルの仕事だったり・・・。先日友人から依頼された仕事は・・・。観光バスのオーディオガイドの日本語版。「右手にはオペラ座が見えます・・。左手には向かい合った美術史博物館と自然史博物館が~~etc.etc・・・」1時間という限られた時間の中でその場で渡されたテキストを15項目ぐらいに分けて録音しました。いや~、一瞬びびったね、できるんかしらって。それに録音技師の友人はもちろん日本語まったくわからないわけで誰も客観的にチェックしてくれない。発音、しゃべるスピード、声のトーン、区切り方などなどチェック点はいっぱいあるわけで。予算の都合でその筋の専門家に頼めなかったらしいんだけど・・・。これって私のおかあちゃんの専門域ですわいな。わ~、おかあちゃんいたら完璧だったのにね~!なまじっかすっかり素人でない自分なので「いいのかな~こんなんで・・・」と心配になっちゃいました。とにかく集中してほとんど一発で決め、テンポよく録音は進みプレイバックを聞いてほっとしました。思ったよりも悪くないじゃ~ん!(*^^)v 何が難しかったって「カタカナ」。場所の名称や人の名前はそのままカタカナなんだけど普段は日本人としゃべっていてもこちら読みに慣れていてカタカナ読みってしたことない。これがえらく違うのでとっても苦労しました。この観光バスはまもなく試運行が始まるらしいのですがウィーンの旧市街を囲んで通っているリンク通り(Ringstrasse)を一周するコース。一度乗ってみて自分のしゃべりを聞いてみたいものです。(怖いですけど。汗)
by kyoyoshi215
| 2006-04-15 05:37
| 街・人・風景(ヨーロッパ)