老舗の底力~デーメルで朝食を~
この日の朝食デートに友人から指定があったのは天下のお菓子屋デーメル(Demel K.u.K. Hofzuckerbäcker)。おぉ、そう来るか・・・とびっくりしながらも期待いっぱいで朝10時、約束時間ぴったりに到着。(カフェとかで待ち合わせするときに時間通りにそこに着くって、私としては結構珍しいことのなの。(^_^;))平日の朝ということもあってお客さんもほとんど居なくて空いたテーブルばかりだったので厨房が眺められるガラス張りのウィンドー近くを選びました。デーメルと言えばウィーンの観光名所のひとつでもあり常に観光客でいっぱい。日本に支店が出来てからはウィーンや甘いものに興味のない人でも一度はその名を耳にしたことがあるという程超有名になりましたよね。ほかに沢山お気に入りのカフェがあることもあって”わざわざデーメルでお茶でもないでしょう・・・”と、ほとんど来ることもありませんでした。実は15年以上まえにたった一度来ただけ・・・。(汗
有名すぎて今更わたし如きがとやかく言及するまでもないと思って特にいままで気にもしていなかったというのが正直なところ。
いや、もう恐れ入りましたよ。そのケーキの美味しさには!たまたま私が選んだケーキが当たりだっただけなのかもしれないのだけど。こちらがそのケーキ。Fächertorte(仕切りケーキ)という名がついていました。4つの異なった中身(ケシの実、ラム酒漬けナッツ、繊細に薄切りされた煮りんご、プラムジャム)をタルト生地で包んであるもの。それぞれがしっかりした味の主張がありながらその組み合わせも絶妙で決してぶつかり合わず生かしあいひとつの統一感のある作品になっていました。これっていい室内楽アンサンブルと一緒だわ~!と感動してしまいました♪ やっぱり料理と音楽っていろいろ通ずるものがあるなぁ。そういう論文とかってないのかしら!?
それにしてもこうやって動物園の檻の中のように人目にさらされているのはお菓子職人さんとしてはどうなのかしら・・・。見ている側からはと~っても興味深いし楽しいけど♪ テレビの料理ショーなんかでも”カリスマ料理人”とか沢山居る昨今、職人さんも段々エンターテイメントのカテゴリーになってきてるのかな。真剣に仕事に取り組んでいる姿はどんな職業でも美しい。そんな姿が人々を魅了するのでしょうね。
それにしてもこのケーキの種類の豊富さたるや!ただでさえ何かを選ぶのにむっちゃくちゃ苦労する私はこのウィンドーの前で立ち尽くすこと数十分・・・。
きっと記録的な長時間だったと思います。 内装の美しさもやはり目を見張るものがあります。古き良き時代を偲ばせる雰囲気満々!そして給仕しているお姉さま方も気のせいか麗しい容貌の方が多かったような・・・。長い髪のまとめ方ひとつとってもちょっとオールドファッションぽくて内装の気分にぴったり!古いもの好きの私にはどれも好ましく映りました。意識的にしているのかな・・・。
特に嫌って足を運ばなかったわけではないのだけれど、やっぱりこれだけの評判を保つだけのクウォリティーというのは侮れん!老舗の底力を見せ付けられました。
これから通ってしまいそぉ・・・・。
有名すぎて今更わたし如きがとやかく言及するまでもないと思って特にいままで気にもしていなかったというのが正直なところ。
いや、もう恐れ入りましたよ。そのケーキの美味しさには!たまたま私が選んだケーキが当たりだっただけなのかもしれないのだけど。こちらがそのケーキ。Fächertorte(仕切りケーキ)という名がついていました。4つの異なった中身(ケシの実、ラム酒漬けナッツ、繊細に薄切りされた煮りんご、プラムジャム)をタルト生地で包んであるもの。それぞれがしっかりした味の主張がありながらその組み合わせも絶妙で決してぶつかり合わず生かしあいひとつの統一感のある作品になっていました。これっていい室内楽アンサンブルと一緒だわ~!と感動してしまいました♪ やっぱり料理と音楽っていろいろ通ずるものがあるなぁ。そういう論文とかってないのかしら!?
それにしてもこうやって動物園の檻の中のように人目にさらされているのはお菓子職人さんとしてはどうなのかしら・・・。見ている側からはと~っても興味深いし楽しいけど♪ テレビの料理ショーなんかでも”カリスマ料理人”とか沢山居る昨今、職人さんも段々エンターテイメントのカテゴリーになってきてるのかな。真剣に仕事に取り組んでいる姿はどんな職業でも美しい。そんな姿が人々を魅了するのでしょうね。
きっと記録的な長時間だったと思います。
特に嫌って足を運ばなかったわけではないのだけれど、やっぱりこれだけの評判を保つだけのクウォリティーというのは侮れん!老舗の底力を見せ付けられました。
これから通ってしまいそぉ・・・・。
by kyoyoshi215
| 2006-04-19 00:27
| 美味しいもの