ミニレポート〜ウィーン室内管コンサート
先日のウィーン室内管のコンサート、友人に頼んでゲネプロの模様を撮ってもらいました。ピアノスタイル次号コラムのテーマにオーケストラの中で鍵盤楽器を弾くことを取り上げることにしているのです。記事に使用しない写真の中から数枚アップしますね。楽しくてしょうがないっ!っという感じの一週間でした。
指揮はハインリッヒ・シフ。三年前からこのオケの音楽監督を務めているのだけど健康上の理由から今シーズンでポストを退くことになっています。音楽監督になる前からの長い付き合いで、チェリスト・シフの室内楽のパートナーとして舞台に立つこともある楽団員も多くいることもあって、その厚い信頼関係がプローベの時からなんとも心地の良い空気を作り出していました。演奏される機会の少ないこの曲を彼はとっても気に入っていて様々な室内管で演奏していて、今回が63回目とのこと。知り尽くしているだけあってプローベの運びも無駄がなく、すべてのメンバーがむらなく曲の全体像をつかめるような、まさにかゆいところに手が届く見事なものでした。そして、コンサートでは音楽家シフが、時には挑発しあおり立て、時にはとてつもなく大きな枠で演奏者の限りない自由な空間を作り出し、時には自らが聴衆のひとりになったかのようにその音を楽しみ、23人の演奏家が彼と一体となってまさに室内楽の醍醐味を堪能しつくし・・・それはもう昇天ものでした。コンサートの瞬間に初めて起こる化学反応みたいなものがそこかしこにちりばめられ、約30分足らずの間に激しい昂揚と深く暖かい心の安らぎの両方の一部に自分がなっていました。二日続けてのコンサートでしたが、一日目に増して二日目も盛り上がり、このプロジェクトがこれで終わってしまうのが本当に残念で、寂しい思いでした。
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指揮はハインリッヒ・シフ。三年前からこのオケの音楽監督を務めているのだけど健康上の理由から今シーズンでポストを退くことになっています。音楽監督になる前からの長い付き合いで、チェリスト・シフの室内楽のパートナーとして舞台に立つこともある楽団員も多くいることもあって、その厚い信頼関係がプローベの時からなんとも心地の良い空気を作り出していました。演奏される機会の少ないこの曲を彼はとっても気に入っていて様々な室内管で演奏していて、今回が63回目とのこと。知り尽くしているだけあってプローベの運びも無駄がなく、すべてのメンバーがむらなく曲の全体像をつかめるような、まさにかゆいところに手が届く見事なものでした。そして、コンサートでは音楽家シフが、時には挑発しあおり立て、時にはとてつもなく大きな枠で演奏者の限りない自由な空間を作り出し、時には自らが聴衆のひとりになったかのようにその音を楽しみ、23人の演奏家が彼と一体となってまさに室内楽の醍醐味を堪能しつくし・・・それはもう昇天ものでした。コンサートの瞬間に初めて起こる化学反応みたいなものがそこかしこにちりばめられ、約30分足らずの間に激しい昂揚と深く暖かい心の安らぎの両方の一部に自分がなっていました。二日続けてのコンサートでしたが、一日目に増して二日目も盛り上がり、このプロジェクトがこれで終わってしまうのが本当に残念で、寂しい思いでした。
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by kyoyoshi215
| 2008-06-07 07:29
| 音楽