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ウィーン在住ピアニスト吉澤京子のらくがき帳
by kyoyoshi215
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ザルツブルク音楽祭

夏のザルツブルクといえば「音楽祭」。いままで実は一度も音楽祭中のコンサートに足を運んだことがなかったのですが、一昨日初めて行ってきました。
会場は”Felsenreitschule”。Felsen(岩壁)Reitschule(馬術学校)の名前からわかるようにもともと岩壁を削って作られた馬術学校の跡地を舞台に作り上げた会場。数回の改造などを経て今は可動式屋根つきの一風変わったホールになっています。演目はIvor Bolton指揮/モーツァルテウム管弦楽団でシューマンの劇音楽「マンフレッド」全曲と交響曲第4番。「マンフレッド」は序曲だけはよく演奏されますが全曲演奏は滅多に生で聴けません。4人のソリストと合唱、そしてマンフレッド役は歌うのではなく「しゃべり」の役。この役をフィッシャー=ディースカウが演じたのです。オペラ歌手としてももちろん大活躍をしましたが、やはりリート歌手としての評価のほうが世界的に高く定着しているフィッシャー=ディースカウ。ありきたりだけど「流石!」という表現しか思い浮かびません。一語一句聞き取れない言葉はひとつもなく80歳とは思えぬ声の張り、説得力。凄かったぁ!
ザルツブルク音楽祭_a0028065_20491084.jpg
演奏後にザルツブルク州からの栄誉章授与セレモニーがあり50年以上ものザルツブルク音楽祭との歴史とともに彼の功績を称えるスピーチ、スピーチ・・・。
それにしても政治家ってよくしゃべるわぁ・・・。
ザルツブルク音楽祭_a0028065_20415135.jpg
舞台の奥はアーケードが三階建てになっていて写真では残念ながら奥行き感があまりわかりませんが大変広々とした空間です。
ザルツブルク音楽祭_a0028065_21352565.jpg
ザルツブルク音楽祭_a0028065_21355240.jpg
ザルツブルク音楽祭_a0028065_21362289.jpgきらびやかな造りのラウンジ部分。この写真の人々はそんなに凄い格好ではありませんが全体的に皆ものすごく正装。イブニングドレスにタキシードは当たり前という感じでした。日本人で浴衣を着ている若いカップルがいて、ちゃんとした着物を着るには暑いこの季節になかなか素敵でした。


終演後の外の喧騒、高級リムジンの大行列とその車に乗っている「お金持ち」たちの姿を目の当たりにして話にはよく聞いていたけど・・・・。この音楽祭が「音楽祭」という名を借りたただの社交の場としての機能しか果たさなくなってしまわないことを願うばかりです。
by kyoyoshi215 | 2005-08-21 21:56 | 音楽