元気です!
メルクの講習会と平行してウィーンでベルリオーズのレクイエムのプローベが入っていてメルクーウィーン往復を余儀なくされた先々週。これがかぜに繋がったのかも。で、4日間のんびりかぜひきさんしていたのですが、週末にはお次が控えていてその練習が押せ押せになってしまいました。そのお次ぎってのが、バーンスタインの「キャンディード」。合唱以外にソリストのプローベが控えていたのでオペラ全部を勉強しなくちゃいけなくて、少々焦りました。一通りは目を通してあったんだけどとりあえず目先の仕事に追われていたので、メルクのあとにちゃんと練習しようと計画(!?)していたのでかぜでぼやぼやしながらも、もうすぐリミットだわ〜ん、練習しなくっちゃ〜ぁぁ。。。などとつぶやきつつ、結局最後の最後に一日漬け。実はこのオペラ、以前ウィーンジュネス合唱団に所属して歌っていたときにインスブルックでの公演に出演した経験があったため、曲は記憶に残ってたんです。そのおかげ助かりました。。。。
キャンディードに平行して入っていは、バッハの「クリスマスオラトリオ」。
もうクリスマスです、はい。市庁舎前のクリスマス市も始まってます、はい。汗。
Mödling(メートリンク)まで行って6時間の集中練習。病み上がりの身体には応えましたが、乗り切りました。
そんな日曜日が終わって目覚ましなしに長寝していた月曜日の朝9時半。緊急電話に起こされました。寝ぼけながら電話と取ると、相手は歌手。「急な話なんだけど、今日のお昼ごろ時間ない〜〜???ダニエル・ハーディングに聴いてもらう時間をつくってもらったんだけど、ピアニストが見つからないの〜!」1時半からキャンディードのプローベが入っていたのでそれまでに終わるなら・・・と言ったら「すっぱ〜(Super)!びって〜(bitte)!」と話がつく。この稼業、救急隊員か消防隊員みたいだな〜っと思うのはこんな時。笑。前夜クラーゲンフルト(ウィーンから4時間半ほど)でオペレッタの本番があってそのあと車を走らせてウィーン入りしたという彼女。歌手も肉体労働ですね。やわではやっていけません。
さて、ウィーン楽友協会のブラームスザールで15分ほどテンポ合わせをしてダニエルくんを待ちます。実は彼には10年以上も前になるけど一度ウィーンで会ってます。当時の彼がダニエルくんの仲の良い指揮者友達だったので、サイモン・ラトルのアシスタントとしてウィ−ンに来ていた彼と飲みに行ったんだけど二十歳なるかならないかなのに頭の切れる若者という印象が残ってます。
ラフな感じで現れた彼は相変わらずまだまだ若くって、こんなんでウィーンフィル振ってるとは思えないほどフレッシュで好感度高でした。4曲ほど演奏。的確でふむふむとうなずける助言を連発しておりました。
こんな風に歌手や楽器奏者が第一線で活躍している指揮者に演奏を聴いてもらうというのはよくあることなんだけれど、大抵今回のように急にそういう話になることが多くてヨーロッパ各地から飛行機で駆けつける演奏者のために救急出動することもしばしば。スリル満点。汗。
それでも、20分くらい弾いてあまりコメントもないままバイバイのケースもあるし、ティーレマンのように1時間半ほども”レッスン”ってなことになることも。。。
そんな日々です。今日は久しぶりにOFF。目覚ましなしで緊急電話もなくこんどこそ長寝を満喫。知り合いに頼まれたお買い物をして日本に郵送。ここで、問題が!知り合いから貰っていた宛先は漢字。普通郵便だったら住所を全部漢字で書いて「JAPAN」と書けば問題ないんだけど、今回はちょっとした量のチョコレートだったため税関申請の書類を書かなければならなくて、そこはアルファベットじゃなきゃだめだというじゃない!ところが、神戸の住所だったのですが、読めない。。。。。汗。汗。汗。ひとつひとつの漢字がわかっても住所って知らないと読めないことが多い。例えば簡単な「〜町」にしても「ちょう」なのか「まち」なのか。。。。結局友人に電話してインターネットで検索してもらい解決しましたが、思わぬトラブルでした。郵便局員に「書くことはできるけど、読めない」って言ったら怪訝な顔されちゃいましたから。笑。そりゃ、こちらのひとにはわかり様もないことで。。。
は〜、今日は書きましたね〜。今日はにゃんこ写真もお休みにしましょう。悪しからず。甘えん坊にゃんこたちに足下にまとわりつかれて踏まないように立ち回りするのがなかなかの苦労です。
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